第 94 回

クレジットカードが更新された!カード更新の理由と更新時期の注意点

保泉 美砂子

クレジットカードが更新された!カード更新の理由と更新時期の注意点

日常生活で必須とも言えるクレジットカードには有効期限があります。
一般的には3〜5年ほどで更新となりますが、カード会社によって異なります。また、新規作成の場合は短めに設定されることもあります。更新時期にはどこに注意すれば良いか見ていきましょう。

カードを更新する理由

クレジットカードの更新は基本的に自動更新となっており、有効期限が近づくと新しいカードが郵送されてきます。
では、なぜ更新する必要があるのでしょうか?

劣化・老朽化のため

カードは何度も使用しているうちに、磁気部分やICチップが痛んだり汚れたりしてきます。そのせいで正常にカードが使えなくなることがあるので、カード本体を新しくする必要があります。

セキュリティ向上のため

クレジットカードの犯罪は年々新しい手口が発生します。その手口もますますわかりにくくなっていることもあり、最新の防犯機能が搭載されたカードに交換する必要があります。有効期限を更新することで、ネットショッピングなどでの不正利用の防止にも役立つともいわれています。

会員情報のチェックと再審査のため

クレジット会社は、定期的に会員の信用情報をチェックする必要があります。契約者の支払い状況などを確認し、それに応じて限度額が増減されたりします。延滞などが多いと、更新されない場合もあるようです。

更新前後に注意すること

自動更新といっても、更新の前後には注意する点がいくつかあります。

住所の変更がないか

更新するカードは郵送で届けられます。
引っ越しなどで住所を変更していると手元に届きません。クレジットカードは防犯上の理由から「転送不要」となっているので、転送手続きをしていたとしても転送されません。
住所が変わった場合は、早めにクレジット会社に住所変更手続きをしておきましょう。

支払い設定に変更がないか

新しいカードが届いたら、まずは裏面に自筆のサインをします。そして、契約内容を確認しましょう。ショッピング枠やキャッシング枠の限度額が増減することがあるので、同封される書類などで確認が必要です。

また、支払い方法が変更されていないか、利用できるサービスに変更がないかも確認しましょう。

旧カードの破棄

新しいカードは届いた時点で使うことができます。新しいカードが利用できることを確認できたら、古いカードは磁気部分やICチップの部分をハサミで切断して破棄しましょう。何回かに分けて捨てることも有効です。

支払先の設定更新

ネットショッピングなどの支払先は、カードの有効期限を更新する必要があります。
公共料金などは「洗替(あらいかえ)」といって、クレジット会社から支払先に新しいカード情報を連絡してくれる場合がありますが、基本的には支払先ごとにカードの更新状況を確認しましょう。

カードが送られてこない場合は?

通常であれば、2ヶ月前〜2週間前には新しいカードが郵送されてきますが、何らかの理由で送られてこない場合は、更新できなかった可能性があります。
理由としては、延滞や残高不足が複数回あったり、未使用のため休眠会員と判断された、などが考えられます。

長く不在にする時や退会したい場合は?

出張・留学や長期旅行で更新時期に家を不在にする場合は、早めにカード会社に相談しましょう。早めに更新カードを受けとれる場合もあるので、確認してみましょう。
解約する場合は2〜3ヵ月前に申し出ておくと、年会費がかかるカードの場合に、不要な出費を減らすことができます。更新時期はクレジットカードの見直しのチャンスでもあるので、必要かどうかもチェックしましょう。

更新時期の確認を

クレジットカードは信用によって契約されています。
あらかじめ更新時期を確認し、会員情報の更新は定期的に行いましょう。
信用を失わないように支払いをきちんとして、更新時にはスムーズに新しいカードを利用できるように準備しましょう。

執筆日2023年4月16日
監修日2023年4月20日

執筆者 保泉 美砂子 (ほずみ・みさこ)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

長く教材制作会社にて、校正や原稿作成など、お金とはほとんど縁のない世界で仕事をしていたが、数年後にやってくる夫の定年退職を機に、一念発起。
二人の子供たちに背中を押され、FP資格取得に向けて勉強を開始し、無事合格を果たすことができた。
FPとしてのステップアップを目指そうと考えていたところに、FPSの求人と出会い、即応募。そして、現在に至る。

監修者 坪谷 亮 (つぼや・たすく)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

FP(金融)業界の現状を知り、お客様との利益相反を一度も起こしたくないという思いから、2022年にFPサテライト株式会社入社。
個人のお客様だけでなく、法人向けのコンサルティングにも対応するために、中小企業診断士の勉強を経て2021年度に一次試験合格を果たす。
個人、法人両方のコンサルティングを中立的な視点からサポートすることを心掛けている。

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