




第 107 回
キャッシュレスで買い物ができ、とても便利なクレジットカード。
ですが、引き落とし日までに入金が間に合わず残高不足で支払いできなかったという経験はありませんか?
クレジットカードの支払いが遅れると、場合によっては信用情報に記録が残り思わぬトラブルに発展する可能性もあります。
残高不足でクレジットカードの引き落とし日に支払いが間に合わなかったときの対処法と、その予防策について解説します。
クレジットカードの支払いは引き落とし日に一括支払いとなります。
実際に決済した日付から遅れたタイミングで請求がくるため、支払い金額を把握しておらず、引き落とし口座に必要額を準備できなかった、また引き落とし日そのものを忘れてしまった、ということが考えられます。
さらに、あとからリボ払いに変更しようと思って変更を忘れ、一括払いのまま請求日を迎えてしまった、などの理由も挙げられます。
クレジットカードの引き落とし日に支払いができなかった場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。
クレジットカードの支払い遅れが続くと、利用停止になります。
クレジットカードの支払いが遅れてしまうことで、遅延損害金という利息が発生する場合があります。
未払いの状態が続くと、信用情報に事故情報として記載されます。
事故情報が記載されると、事故情報が消えるまで新しくクレジットカードや各種ローンを申し込む際に審査に通らなくなります。
もし、引き落とし日に支払いが間に合わなかった場合はどうすればよいのでしょうか。
支払いができなかったと分かったら、まずクレジットカード会社に連絡し事情を説明しましょう。
また、クレジットカード会社の方から連絡があった場合は、必ず対応するようにして無断で延滞することのないように注意しましょう。
クレジットカード会社に連絡したとしても、支払い義務そのものが免除されるわけではありません。
不足しているお金を用意し、きちんと支払いましょう。
引き落とし日に支払いができないと、リスクや対処が必要です。
そうならないように、予め対策しておきましょう。
クレジットカードなどの支払い用口座への振込忘れを防ぐ目的で、給料などが振り込まれる入金用の銀行口座と統一させておくといいでしょう。
クレジットカードの引き落とし日はカード会社やカードの種類により異なります。
引き落とし日は給料日前より給料日後の方が、残高不足に陥りにくくなります。給料日の後に支払い日がくるクレジットカードを選択して、残高不足になるのを防ぎましょう。
また、カード会社によっては事前に引き落とし日をお知らせするメールサービスを用意しているところもあります。引き落とし日を忘れないために、そうしたサービスを利用するのもいいでしょう。
クレジットカードは大変便利な決済手段ですが、支払いが遅れてしまうと延滞扱いとなり、信用情報にも関わります。
請求額はきちんと把握し、銀行口座の管理をしっかりしておきましょう。
万が一残高不足で支払いができなかった場合は、すぐにクレジットカード会社へ連絡を入れ適切な対処方法を検討しましょう。
執筆日2023年4月18日
監修日2023年4月20日
大学卒業後、医療設備メーカーに勤務。20代最後に何か為になる資格を取ろうと思い立ち、生きていくうえで欠かすことのできない「お金」について学びたいと思い、2級FP技能士、AFPを取得。
FPの勉強を通して、お金に対して不安になるのはお金の知識がないからだと気付く。
現職の知識を活かし、医療に強く、お金の基礎知識を広めていけるFPを目指し、FPサテライト所属FPとして活動している。
FP(金融)業界の現状を知り、お客様との利益相反を一度も起こしたくないという思いから、2022年にFPサテライト株式会社入社。
個人のお客様だけでなく、法人向けのコンサルティングにも対応するために、中小企業診断士の勉強を経て2021年度に一次試験合格を果たす。
個人、法人両方のコンサルティングを中立的な視点からサポートすることを心掛けている。
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