第 184 回

「フィンテック(FinTech)」の活用事例は?フィンテックで上手にお金を活用しよう!

三上 諒子

「フィンテック(FinTech)」の活用事例は?フィンテックで上手にお金を活用しよう!

皆さんは「フィンテック(FinTech)」という言葉をご存知でしょうか?
従来の金融機関独自サービスに変わり、急速に広がりつつあるより早く安いコストで提供される金融サービスを指し、私達の日常生活のあらゆる場面で活用されています。

今回は、この「フィンテック」が私達の生活にどのように関わり、どのように活用されているのか、について解説します。

「フィンテック(FinTech)」とは?

フィンテックとは、「Finance(金融)」と「Technology(技術)」を掛け合わせて作られた造語です。
日本語では「金融IT」や「金融テクノロジー」と呼ばれることもあります。

ICT(情報通信技術)を活用し、インターネットやスマートフォンなどで決済や送金・資産運用・会計などの金融サービスをより身近に、低コストで便利に利用できるシステムやサービスのことを指します。

「フィンテック」の活用事例とは?

「フィンテック」と聞くと難しく感じますが、私達の生活の中の身近な部分にすでに浸透しています。

「フィンテック」の具体的な活用事例を4つ、ご紹介します。
すでに利用しているサービスもあるのではないでしょうか?

(1)キャッシュレス決済

フィンテックを最も身近に感じられるのが「キャッシュレス決済」です。
すでになじみ深いICカードのほか、最近では〇〇Payなどのスマートフォン決済が浸透しつつあります。

(2)ロボアドバイザー

簡単ないくつかの質問に答えるだけで資産運用のアドバイスや補助をしてくれるサービスです。
自分に合った投資信託の診断や運用プランの提案、自動で資産運用などができます。
「投資に興味はあるけど、どうやって始めればいいのかわからない」「資産運用にかかる手間を軽くしたい」、そのような方にはロボアドバイザーが役立つでしょう。

(3)家計簿アプリ

スマートフォン1台でお金を管理することができる「家計簿アプリ」もフィンテックサービスのひとつです。
スマートフォンのカメラでレシートを撮影すると、値段や品目などを自動的に計算しグラフや表を作成したり、金融機関と連携することで銀行口座やクレジットカードの利用履歴を自動で取得してくれたりします。

(4)仮想通貨

紙幣や貨幣は目に見える形で存在する「法定通貨」と呼ばれますが、「仮想通貨」は金融機関を介さず、ユーザー同士でシステムを管理し合うブロックチェーンという仕組みで成り立っています。
銀行で海外送金を行う場合は手数料として数千円程かかってしまいますが、仮想通貨は世界共通の通貨ですので、海外への送金手数料は無料もしくは格安ですぐに送金が行われます。

フェインテックを活用する

ITを駆使することで金融をより身近なものにしてくれるフィンテックは、私達の生活と密接に関わりつつあります。
フィンテック分野の技術が今後いっそう進歩することにより、世の中がもっと便利になっていくものと思います。
フィンテックを上手に活用して、将来のマネープランに役立ててみてはいかがでしょうか。

執筆日2023年3月31日
監修日2023年4月20日

執筆者 三上 諒子 (みかみ・りょうこ)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

大阪市立大学商学部学士課程修了。学生時代にESG投資の有効性に関する研究を行う。主にESG・サステナビリティ領域の業務に従事、現在は企業のサステナビリティ・ガバナンス構築に向け活動中。地球のサステナビリティには最終的に消費者の力が必要と考え、消費者行動に影響を与えるファイナンシャルプランナーを目指す。

監修者 坪谷 亮 (つぼや・たすく)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

FP(金融)業界の現状を知り、お客様との利益相反を一度も起こしたくないという思いから、2022年にFPサテライト株式会社入社。
個人のお客様だけでなく、法人向けのコンサルティングにも対応するために、中小企業診断士の勉強を経て2021年度に一次試験合格を果たす。
個人、法人両方のコンサルティングを中立的な視点からサポートすることを心掛けている。

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