栃木県を中心に群馬・埼玉・茨城・福島に展開し、地域に根差したサービスを提供する足利銀行。足利銀行のカードローンは使い道を問わず、少額からの借り入れが可能なカードローンです。上記地域にお住まいの方や、Web完結で来店をしたくない方に向いています。
この記事では、足利銀行カードローンの申し込み条件から、気になる審査基準や金利、返済方法まで、検討する上で知っておきたい情報を解説します。
足利銀行のカードローン〈モシカ〉(Mo・Shi・Ca)は、旅行や子どもの習い事などの急な出費に対応できる、使い道が自由なカードローンです。
契約まで来店不要でWEBで完結でき、24時間365日申し込みが可能です。契約後は足利銀行アプリですぐに借り入れが可能なため「すぐにお金を借りたい」というニーズにも対応します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | あしぎんカードローン“Mo・Shi・Ca” |
| 対象年齢 | 満20歳以上75歳未満 |
| 対象居住地域 | 栃木県・埼玉県・群馬県・茨城県・福島県 |
| 保証会社 | アコム株式会社 |
| 担保・保証人 | 不要 |
| 利用目的 | 自由(事業資金を除く) |
| 契約期間 | 1年間(原則自動更新。満75歳の誕生日以降、最初に到来する取引期限を最終取引期限とし、以降の期限延長は行わない。) |
| 返済日 | 毎月5日(休日の場合は翌営業日) |
| 返済方法 | 定例返済(口座自動引き落とし)、臨時返済(「あしぎんローンカード」を利用しATMや足利銀行アプリで返済) |
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利用限度額は最大800万円で、融資利率は年1.5%から14.8%の固定金利が適用されます。審査結果に基づいて決定される利用限度額に応じて、金利が決まります。
| 利用限度額 | 融資利率(年率) |
|---|---|
| 800万円 | 1.5% |
| 700万円以上790万円以内 | 3.5% |
| 600万円以上690万円以内 | 4.5% |
| 500万円以上590万円以内 | 5.8% |
| 410万円以上490万円以内 | 6.8% |
| 310万円以上400万円以内 | 7.8% |
| 210万円以上300万円以内 | 9.8% |
| 110万円以上200万円以内 | 12.8% |
| 100万円以下 | 14.8% |
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コンビニATMや足利銀行アプリなど、利便性の高い方法で借り入れや返済が可能です。
〈モシカ〉は、WEB、電話、FAX、郵送のいずれかの方法で申し込みができます。電話での申し込み受付時間は、銀行休業日を除き、平日9:00~19:00です。
WEB申込は24時間いつでも受け付けていますが、店頭での申込受付は行われていません。
なお、WEB申込であっても、足利銀行と取引がない場合や、取引状況によって来店が必要になる場合もあります。
〈モシカ〉を利用できるのは、保証会社(アコム(株))の保証が得られる、以下のすべての条件を満たす方です。
足利銀行の普通預金口座は、申し込み時点において保有は必須ではありませんが、持っていない場合には、契約までに開設する必要があります。
申し込み時に必要な書類は、利用予定の金額や申し込み方法によって異なります。
足利銀行カードローンの申し込みは、以下の流れで進みます。
足利銀行カードローン申し込み手続きの流れ
STEP1:申込
カードローンの申し込みは、WEB、電話、FAX、郵送のいずれかの方法で行います。
【WEBの場合】
WEB上の申込ページから必要事項を記入し、申し込みを行います。必要書類は、電子メールに添付されたURLにアクセスしてアップロードすることで提出できます 。
【電話・郵送・FAXの場合】
最初に仮審査の申し込みをします。FAXまたは郵送で申し込む場合、足利銀行のホームページから申込書のダウンロードが必要です。
↓
STEP2:審査(仮審査と本審査)と契約
カードローンの融資には事前に審査があり、審査結果は最短当日に通知されます。
審査結果に基づき、利用限度額と金利が決定されます。
なお、審査の結果、希望借入額の融資が難しいと判断される場合もあります。
【WEBの場合】
原則、申し込み時に登録した電子メールに審査結果の連絡がきます。
【電話・郵送・FAXの場合】
借主が希望する連絡先へ、電話またはSMSにて審査結果の連絡がきます。
↓
STEP3:正式申込みと契約
足利銀行が借主の申し込みを受け、審査のうえ利用を認めた場合に基本契約が成立します。
【電話・郵送・FAXの場合】
審査結果の回答時に正式申込に必要な書類が案内され、申込書が届きます。
↓
STEP4:借入開始とカード発行
契約が成立した後は、以下の2種類の方法で借り入れができます。
カードローンを利用したいと思っても、「審査に通るのかな……」と不安になることもあるでしょう。審査が不安な方に向けて、審査で重視されるポイントを解説します。
審査結果は、最短当日に回答されます。一般的に、郵送やFAXでの申し込みよりも、WEB申し込みの方が借り入れ開始までのスピードは速い傾向がありますが、個別の審査状況によって借り入れ開始までの期間が異なるため、あくまで目安としてお考えください。
専用ローンカードは、契約から約1週間程度で手元に届きます。
審査後、急ぎで借り入れが必要な場合は、ローンカードが届く前でも足利銀行アプリから借り入れが可能です。
審査では、申込者が「利用条件を満たしているか」「保証会社の保証が得られるか」、そして「返済能力があるか」という点を重視しています。
■利用条件を満たしているか
前述の利用条件に加えて、足利銀行が定める融資基準を満たす方であること
■保証会社の保証を得られるか
利用条件にも記載がありますが、アコム株式会社の保証が得られることが重要な条件です。足利銀行のカードローンは連帯保証人・担保が不要ですが、アコム株式会社の保証を得ていることが利用条件のひとつとなります。
■返済能力があるか
足利銀行では年収や職業に関係なくカードローンを利用できますが、審査においては、年収そのものよりも「年収と比べて、無理のない返済プランかどうか」を重要視しています。
その他、過去の取引履歴などの信用情報をはじめ、既存の債務状況や申込者の個人情報を確認して返済能力があるかを判断します。
一般的に、カードローンの審査において、提出された勤務先情報が正確であるかを確認するため、在籍確認として勤務先への電話連絡が行われることがあります。
足利銀行においては、在籍確認を行うという明確な表記はありませんが、申込書類の中に勤務先確認書類が含まれることから、審査プロセスの中に年収や勤務先の確認ステップを踏んでいることは間違いないでしょう。
もし在籍確認があったとしても、「時間を指定して自分で電話をとる」もしくは「事前に銀行から連絡がある旨を周知しておく」と、特に周囲に怪しまれることはないでしょう。
参考記事:カードローンは在籍確認が必要。在籍確認の仕組みと対処法を知っておこう
借り入れおよび返済方法について確認していきましょう。
「あしぎんローンカード」を利用しATMから借り入れる方法と、足利銀行アプリをつかって借り入れる方法があります。
返済方法には、「定例返済(毎月の口座引き落とし)」と「臨時返済(随時返済)」の2種類があります。
定例返済は、契約時に指定した返済用口座からの自動引き落とし(リボ払い型返済)により行われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 返済日 | 毎月5日(銀行休業日の場合は翌営業日) |
| 引落額の決定 | 前月5日(銀行休業日の場合は翌営業日)の利用残高(貸越残高に発生した利息を加えた金額)に応じて決定され、当月5日(休日の場合は翌営業日)に返済用口座から自動で引落としされる。 |
| 毎月の返済額 | 利用残高に応じて、最少で月々2,000円(利用残高が10万円以内の場合)から。 |
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定例返済のほか、借入残高を減らしたい場合は、余裕のある月にいつでも好きな金額を随時返済できます。臨時返済は、ATMのほか足利銀行アプリをつかって返済できます。
①ATMを利用
専用の「あしぎんローンカード」を利用して、全国のATMから直接返済が可能です。ATMにカードを挿入し「お預入れ」ボタンを押すだけで入金できます。
②足利銀行アプリを利用
足利銀行アプリを利用すれば、どこにいてもスマートフォンから返済が可能です。なお、臨時返済の際、返済手数料は0円です。
残高別の返済額は以下の通りです。
| 利用残高 | 毎月返済額 |
|---|---|
| 10万円以内 | 2,000円 |
| 10万円超20万円以内 | 4,000円 |
| 20万円超30万円以内 | 6,000円 |
| 30万円超40万円以内 | 8,000円 |
| 40万円超50万円以内 | 10,000円 |
| 50万円超60万円以内 | 12,000円 |
| 60万円超70万円以内 | 14,000円 |
| 70万円超80万円以内 | 16,000円 |
| 80万円超90万円以内 | 18,000円 |
| 90万円超100万円以内 | 20,000円 |
| 100万円超150万円以内 | 25,000円 |
| 150万円超200万円以内 | 30,000円 |
| 200万円超250万円以内 | 35,000円 |
| 250万円超300万円以内 | 40,000円 |
| 300万円超350万円以内 | 45,000円 |
| 350万円超400万円以内 | 50,000円 |
| 400万円超450万円以内 | 55,000円 |
| 450万円超500万円以内 | 60,000円 |
| 500万円超600万円以内 | 65,000円 |
| 600万円超700万円以内 | 70,000円 |
| 700万円超800万円以内 | 75,000円 |
| 800万円超 | 80,000円 |
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前述の「臨時返済(随時返済)」の方式で繰上げ返済を行うことができます。繰上げ返済を行うことで、元金が減り返済期間が短縮され、結果として返済総額を減らす効果が期待できます。
しかし、余剰資金すべてを返済に回してしまうと、手元資金がなくなり、急な出費に対応できなくなるなど、資金のやりくりに苦慮する懸念もあります。
無理なく返済できるように計画を立てましょう。
参考記事:節約効果抜群!ローン繰上げ返済のメリットを知っておこう
続いて、足利銀行カードローンの増額・解約・借り換えについて確認していきましょう。
利用限度額の増額を希望する場合、再度審査が行われます。この際、以下の点を重点的に確認されます。
増額の審査結果に基づいて、足利銀行が新たな利用限度額を決定し通知します。増額により適用金利が下がる可能性もありますが、審査結果によっては増額できない場合もあります。
【WEBからの申し込み】
公式サイトの「ご利用中のお客さま(ご利用限度額増額のお申込み)」というページから申し込みができます。
【電話・FAX・郵送での申し込み】
WEB以外の方法で手続きをしたい場合は、最寄りの店舗窓口などにお問い合わせください。
借主から任意の解約をする場合の、カードローン〈モシカ〉の解約手続きは以下の通りです。
足利銀行所定の解約依頼書に自署および返済用預金口座の届出印を押印し、足利銀行に提出する。
1と一緒にカードの返却を行う。
1・2と合わせて、解約する取引の貸越元利金等の全額を返済する。
➀〜③の流れを経て、残債務がすべて返済された日に、解約となります。
参考記事:カードローンの返済で最後に残った端数はどうなる?取扱いや返済方法について解説
足利銀行では、カードローンにおいては借換専用コースなどは用意されていません。しかし、「使いみちが自由」であるため、他の金融機関からの借り換えに利用することは可能であると解釈できるでしょう。
他の金融機関から足利銀行への借り換えを検討する際は、金利や借入残高、返済期間などの現在の借入条件と足利銀行の借入条件を比較し、総返済額や月々の負担が軽減されるかを総合的に判断します。
借り換えは、金利の引き下げや総返済額を減らす効果を望める一方で、借り換え先の審査結果次第では、希望限度額の借り入れができない可能性もあります。
借入額が増えるほど審査は厳しくなるため、借り換えにあたり借入額が増える場合は、慎重に検討するようにしましょう。
ここでは、足利銀行カードローンの主なメリットとデメリットについて解説します。
WEB申込の場合、申込から契約まですべてWEBで完結できます。来店不要で、必要な手続きを家や外出先で完結できるため、利便性が高いといえるでしょう。
足利銀行アプリをつかえば、契約後すぐに借り入れが可能です。通常、専用ローンカードが届くまで約1週間かかりますが、アプリを使えばカードの到着前でも借り入れができます。すぐに支払いが必要な出費がある場合に便利な機能といえるでしょう。
足利銀行のカードローンには、自動融資機能が標準で付帯しています。
自動融資機能は、公共料金やクレジットカード代金の引き落とし時に、普通預金口座の残高が不足した場合に不足分を自動で融資する機能です。意図しない残高不足による信用情報への悪影響を防止するという点で、安心感がある機能です。
足利銀行カードローンの申込条件のひとつに「足利銀行の営業エリア(栃木・群馬・埼玉・茨城・福島)に居住していること」があります。メガバンクやネット銀行には居住地による申込制限はないため、その点はデメリットといえるでしょう。
標準で付帯されている自動融資機能は非常に便利ですが、利用する際にはいくつかの注意点があります。
まず、自動で融資される金額は利用限度額の範囲内であるため、限度額いっぱいに借り入れている場合や、利用限度額を超える引き落としがあった場合は、自動融資は実行されず、引き落としは失敗します。残高管理をしっかり行うようにしましょう。
また、「自動でお金を借りる」機能であることを念頭に置き、自動で融資された金額に対しても利息が発生することを忘れないようにしましょう。
一見すると便利な機能ではありますが、借金であることには変わりありません。あくまで緊急時のバックアップ機能と認識し、利用した場合は速やかに返済するのが賢明といえるでしょう。
ここまで、足利銀行のカードローンについて解説しました。銀行カードローンは、資金使途が自由で利便性が高く、一時的な出費などの資金をやりくりする上で、家計の味方になることもあります。しかし、その利便性の高さゆえに、安易な利用は将来の家計を圧迫するリスクも伴います。
ここからは、銀行カードローンを利用するうえでの注意点について、中立的な目線で解説します。
銀行カードローンは、信用力によっては高額な利用限度額を設定できることがあります。しかし、「利用限度額」=「いつでも使える手持ちの資金」だと思わず、借り過ぎには注意しましょう。
借り入れた金額には利息がつき、将来の収入から必ず返済しなければならない「負債」になります。利用限度額が高いからといって、急な出費のたびに借り入れを繰り返すと、雪だるま式に借入残高が膨らみ、毎月の返済額が家計を圧迫してしまいます。
利用を検討する場合は、カードローンによって借り入れる金額の使い道を明確に定め、返済計画を立てたうえで必要な金額だけを借り入れることが、借り過ぎを防ぐことにつながります。
カードローンを利用した際は、毎月の返済日までに必要な金額をきちんと返済するようにしましょう。足利銀行カードローンの場合は、ATMや足利銀行アプリから自分で入金して返済する方式のため、手続き自体をうっかり忘れてしまわないよう注意が必要です。
返済が約定どおりに行われない状態が続くと、通常の利息よりも高い利率が適用され、結果として返済総額が増えるおそれがあります。さらに、そのような返済状況が信用情報機関に記録されてしまうと、将来、住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードの新規作成・更新時など、あらゆる金融取引で審査に通りにくくなる可能性が出てきます。
返済日と返済額を正確に把握し、資金管理を徹底して行いましょう。
カードローンの利用を検討する際には金利の低さや利便性に目が行きがちですが、大切なのは「毎月の返済が家計を圧迫しないか」という視点です。
銀行カードローンは月々の最低返済額が低く設定されていることが多く、一見返済が楽に感じられます。しかし、最低額のみの返済を続けると返済期間が長期化し、結果として利息総額が増えてしまいます。
ご自身の現在の収入や貯蓄額、その他の支出と照らし合わせ、無理なく継続して返済できる計画を立てたうえで、利用を検討するようにしましょう。
少額から借り入れ可能で利便性が高いカードローン。しかし、その便利さから借り過ぎてしまう懸念もあるため、利用の際には使用用途を明確にし、月々の返済計画をしっかり立てることが大切です。
急な出費が必要になった場合は、なぜそのお金が必要なのかを冷静に考え、収入や貯蓄から支出ができないかを第一に検討しましょう。それでも難しい場合は、返済計画を立てたうえで、カードローンを計画的に利用をするようにしましょう。
※本記事は、2025年11月18日時点の情報をもとに執筆しています。
出典:あしぎんカードローン「モシカ」
https://www.ashikagabank.co.jp/loan/moshica/

大学卒業後、医療設備メーカーに勤務。20代最後に何か為になる資格を取ろうと思い立ち、生きていくうえで欠かすことのできない「お金」について学びたいと思い、2級FP技能士、AFPを取得。FPの勉強を通して、お金に対して不安になるのはお金の知識がないからだと気付く。
現職の知識を活かし、医療に強く、お金の基礎知識を広めていけるFPを目指し、FPサテライト所属FPとして活動している。

2021年1月よりWebライターとして独立。大手生命保険会社の勤務経験や子育て経験などを生かしながら、おもにSEO記事の執筆活動を行う。金融ジャンルの記事執筆に携わるなかで出会ったFPに魅力を感じ、AFPまで取得。現在は独立系FPとして執筆業務をはじめ幅広く活動中。得意ジャンルは金融、保険、住宅、子育て。オンライン学習コミュニティにて、Webライティング講座のメンターも経験。プライベートでは4児の母。
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