第 46 回

銀行カードローンとは?誕生の背景とメリットについて解説

有明 美希子

銀行カードローンとは?誕生の背景とメリットについて解説

「銀行カードローン」はどうしてできたのか、ご存知ですか?
2010年、貸金業法での金利規制が強化され、消費者金融は高金利の貸付が禁止されたことで業界の経営が悪化しました。

この利益減少を少しでもカバーするため、銀行が運営を行うカードローンという形で提携を組み、銀行が主導する形で消費者金融市場が徐々に回復していったという背景があります。

消費者金融側としては、銀行の「ブランド力」「信用性」「資金力」が、銀行側では、高金利で経営をしていた消費者金融のノウハウを得られることがメリットでした。

両者の長所を最大限に生かす事で、個人をターゲットとした「銀行カードローン」というビジネスが誕生したのです。

銀行カードローンのメリットとは?

銀行カードローンでお金を借りるメリットとして、以下の点が挙げられます。

利用者の年収の3分の1以上の借り入れが可能。

消費者金融の場合、総量規制(そうりょうきせい)という貸金業法の制度により、年収の3分の1以上は借り入れが出来ません。

しかし銀行カードローンの場合は、この制度の対象外です。大きな金額の借り入れを検討している方にとってはメリットといえるでしょう。

消費者金融に比べて、金利が安い。

消費者金融では上限金利が18%程度ですが、銀行カードローンの場合は14%程度に設定されています。この金利は借り入れる金額が大きいほど下がる可能性があります。

銀行というバックボーンで得られる信用性・安心感。

銀行が行うカードローンとして、従来の銀行ローンに比べて信頼性且つ審査スピードの速さも、利用環境として評価されています。

銀行カードローンは賢く利用しよう

今や多くの銀行カードローン商品があり、特性も様々です。
メリットもあれば、もちろんデメリットもあります。利用する前に、特徴をきちんと理解することが大切です。

銀行カードローンであっても、消費者金融であっても「借り入れているお金」であることに変わりはありません。
商品の理解と返済計画を忘れずに借り入れを検討するようにしましょう。

執筆日2023年4月13日
監修日2023年4月20日

執筆者 有明 美希子 (ありあけ・みきこ)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

秋田県出身。大学卒業後はCAとして国内線・国際線に乗務。その後、J-REITの運用会社、外資系不動産会社にてバックオフィス職に従事。
フルタイムワーキングマザーとして奮闘するも、体調を崩し退職。
その際、資産管理やお金に関する各種制度に詳しくなる必要を感じ、FPを取得。
3児の母として、子どもには楽しんで働く親の背中を見せたいと、積極的に活動している。

監修者 坪谷 亮 (つぼや・たすく)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

FP(金融)業界の現状を知り、お客様との利益相反を一度も起こしたくないという思いから、2022年にFPサテライト株式会社入社。
個人のお客様だけでなく、法人向けのコンサルティングにも対応するために、中小企業診断士の勉強を経て2021年度に一次試験合格を果たす。
個人、法人両方のコンサルティングを中立的な視点からサポートすることを心掛けている。

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