第 6 回

カードローンでお金を借りる前にチェックすべきこと

傅禕婷

カードローンでお金を借りる前にチェックすべきこと

急に資金が必要になった場合、手元にすぐ用意できるお金がないと、思い浮かぶのは「カードローン」という方は案外多いかもしれません。
しかし、カードローンで借りると最大で年20%の利息がかかり、借りた以上のお金を返す必要が出てきます。

カードローンで借りる前に、他の方法はないのかを探ってみてはいかがでしょうか。

まずは、すぐに現金化できる資産はないか洗い出す

まず最初に確認すべきことは、現金化できる資産はないかどうかです。
すぐに使う予定がなく、定期預金などでほぼゼロ金利のまま置いてある預貯金等があれば現金化しましょう。

保険も同様に、現在の自分のライフスタイルに則していない不要な保障内容であったり、特段必要性のないものに加入している場合は、保障を小さくしたり解約をしましょう。
多少の解約損が出る場合もありますが、現金化した方がその後の家計が楽になります。

また、保有している株や債券、投資信託等がある場合は、それらの運用状況や今後の見通し、さらに解約した場合の損益額を書き出します。
その上で、マイナスで今後の見込みがない、又は利益が十分出ていると判断したら、いったん解約して現金化しましょう。

但し、{ 運用利回り>ローン金利 }のようにローン金利よりも高収益が見込めそうなものは解約しないで保有するとういう考えもありです。

次に、より金利が低く抑えられそうな借り手を探す

カードローンは低金利の現在でも、数%から十数%の金利がかかります。

もし、両親や兄弟姉妹、知人友人等に頼めるのであれば、無利息または、低金利で貸してもらうという手段もあります。
お願いしたら貸してくれるかもしれないけど、何かと面倒という理由で言い出しづらい場合もあるかもしれません。
しかし、実際に返済する総額は少しでも抑えられるのなら、それに越したことはないはずです。

金銭借用書等の書面を作成し、勇気を出して誠心誠意当たってみてはいかがでしょうか。

最後に、今回の資金不足は予想はつかなかったのかと自問自答し今後に活かす

最終的にカードローン等から借入をした場合でも、なぜ借り入れをしなくてはならなくなったのか、を分析することは重要です。

今回の資金はどういった用途で使うものなのか、事前に予測はできなかったのか、等々。

資金の用途が生活資金や買い物の返済などであれば、今後は収入の範囲内で支出を賄うことを習慣にしましょう。

また、教育資金やリフォーム資金等のまとまった費用であれば、ライフステージに必要な資金として何が必要となるか、いつ頃にどのくらいの資金が必要なのか、をあらかじめ事前に計画して積立てておくと安心です。

執筆日2023年3月27日
監修日2023年4月11日

執筆者 傅禕婷 (ふう・いてぃん)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

上海出身、東京都在住。上海の大学を卒業後、日系の広告代理店に9年間勤務。
2015年に来日、結婚をきっかけに家計管理を任され、日本の税制や保険などに興味を持ち始める。
お金の知識を豊富にしたく、世の中の複雑な経済の仕組みを知りたいため、FP2級を取得。今後はFP1級やCFPも目指している。
現在はインバウンド業界に従事しながら、FPとしても活動中。

監修者 阿部倉 弘子 (あべくら・ひろこ)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

大学卒業後、数年フリーターを経験。その後IT企業へ就職し、システム運用業務に従事。IT企業への就職と同時に始めた一人暮らしで、思い通りに貯蓄が増やせないことに悩んでいた時にFPについて知る。
その後、自身の保険相談や資産運用の相談を通じて、FPの持つ可能性と奥深さに興味を持ち2級FP技能士を取得する。2019年5月AFP認定。現在はIT企業に勤務する傍ら、どんな状況でもお金に振り回されない人生を歩むためのガイド役となるべく活動している。

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