第 133 回

子どものマネー教育はどうしたら良い?キャッシュレス時代を生きるための金融教育

田端 沙織

子どものマネー教育はどうしたら良い?キャッシュレス時代を生きるための金融教育

2020年の東京オリンピックに向けて、日本でも急速にキャッシュレス化が進んでいます。
街のいたるところで現金以外のクレジットカードや電子マネー、QRコード(スマホ)で決済でき便利になる反面、お金自体が見えづらくなってきています。

今回は、キャッシュレス決済との上手な付き合い方を子どもにどう教育していくのが良いか、解説します。

「お金の価値」の本質を説明する

キャッシュレスの話の前にまず必要なことは、子どもにお金の「本質」について正しく理解してもらう事です。

人は基本的に、自分が行った労働やサービス提供の対価としてお金をもらいます。
また、誰かの労働やサービス提供に対する対価としてお金を支払います。

それぞれの労働やサービス提供の対価としてお金をもらう、支払う。
それはつまり、モノやサービスを提供してくれて、買ってくれて「ありがとう」という「感謝のしるし」であることを、まず理解してもらう必要があります。

お金を自分で使う「体験」

お金の本質について子供が理解したら、次は実際にお金を使う経験をさせましょう。

最近はコンビニやスーパーに一人で買い物に行かせることも難しくなっていますし、子どもが何か買う時はつい、親がお金を出してしまうことも多いと思います。
ですが、そこであえて子どもにお金を渡し支払いをさせてみるのです。積極的に子どもに現金を使う経験をさせ、「お金を使うこと」に慣れさせることで、お金の上手な使い方が養われます。

お金を自分で使う「計画性」

お金を使うことに慣れてきたら次は、お金を「計画的に」使うことを教えます。
まず1回の買い物で使える金額を設定します。そしてその金額の範囲内で何を買うのかを子どもに考えさせるのです。

最初は欲しいものだけ買ってしまうかもかもしれませんが、何度か繰り返すうちに子ども自身で、

  • 自分にとって必要なもの(ニーズ)
  • 自分が欲しいもの(ウォンツ)

の2つに金額を分けるようになります。

この2つを意識してお金を使うことで、限られた予算の中でお金を使う計画性が養われ、お金を上手に管理していけるようになります。

キャッシュレス決済との付き合い方

子どもが計画的にお金を使うようになってきたら、ようやく電子マネーなどのキャッシュレス決済について教えます。

子どもによっては小学生入学と同時に交通機関に乗るためにSUICAやPASMOなどの電子マネーを使用し始める子もいるでしょう。この時期のできるだけ早い段階で、電子マネーとの付き合い方を説明して、うまく付き合えるようにしましょう。

電子マネーの数字を記号ではなく「お金」として捉えられるように、最初は親が一緒に「今、交通費として○○円引かれたから残金は○○円だよ」などと説明して、子どもに実感してもらいましょう。

時にはあえて残高不足で欲しいモノが買えない経験をさせることも大事です。そうした経験を積み重ねながら、QRコード決済等他のキャッシュレス決済も体験させていきましょう。

まとめ

見えづらいお金との付き合いは、今後さらに増えていきます。キャッシュレス決済とうまく付き合い、計画的にお金をつかえるように、親子一緒に実践しながら経験を積んでいきましょう。

執筆者 田端 沙織 (たばた・さおり)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

鎌倉市出身、逗子市在住。2男1女を育児中。大学を卒業後、FP2級を取得した際、資産運用の楽しさに開眼し証券会社に勤務。10年以上お客様にまごころ込めて対応していたが、会社とお客様の向いている方向が違う事にモヤモヤを感じる。
現在は、お客様と自分が同じ方向を向くことでお金や将来の不安が少しでも減るよう、中立的な立場のFPとして活動中。また、「キッズ・マネー・ステーション認定講師」として子供、親子向け金銭教育講座を開催している。

監修者 町田 萌 (まちた・もえ)
代表取締役・ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

大学在学時よりFPを志し、外資系損害保険会社、eラーニング専門企業に勤務。卒業後、税理士法人勤務を経て、外資系生命保険会社出身の専務とともにFP事務所を開業。2018年4月に法人化し、FPサテライト株式会社を設立、代表取締役に就任する。
現在は、相談業務、Webメディアの執筆、セミナー講師等、幅広く活動を行なっている。また、税理士法人勤務の経験から、中小企業向けの経理業務支援なども行っている。
金融商品を取り扱わず、お客様の立場に立った中立な相談、幅広い分野からの問題解決をモットーとしている。

FPおすすめコラム記事

最新FPコラム

ちょっと待って!
あと 以内の申し込みで
今日借りられる可能性があります!
今から申し込み明日の午前中
に借りられる可能性があります!

最短即日融資可能/WEB完結なら社会保険証でお勤め先確認完了!電話連絡なし
※審査に通過すれば、原則24時間最短3分でお振込み

閉じる
簡易検索