みんなの銀行カードローン(Loan)とは?アプリでの借入・返済や金利・審査を解説

田中 霞

みんなの銀行はふくおかフィナンシャルグループが設立し、口座開設から入出金、振込、残高照会まで、すべてスマートフォンのアプリで取引ができるネット銀行です。

みんなの銀行では、20歳以上69歳以下で収入がある方を対象とした、個人向けのカードローン「Loan」を取り扱っています。

この記事では、「Loan」の基本情報から、審査・金利・返済・注意点まで解説していきます。

みんなの銀行カードローン「Loan」の主な特徴

みんなの銀行のカードローン「Loan」は、日々忙しい利用者のライフスタイルに合わせて設計されています。申し込みから借り入れ・返済までアプリで完結でき、返済も自身の都合に合わせて柔軟に行うことができます。

まずは、利便性に優れた「Loan」の主な特徴からご紹介します。

申し込みから借り入れ・返済までアプリで完結

みんなの銀行のカードローン「Loan」は、申し込みから借り入れ・返済までスマートフォンのアプリで完結するため、郵送や来店の手間なくスムーズに手続きを進めることができます。

必要書類はアプリ上でアップロードするだけで完了し、自宅への郵送物もありません。ローンカードの発行も不要で、アプリ操作ひとつでローン口座から普通預金口座へ即座に入金できます。

申込前にみんなの銀行の口座開設が必要

みんなの銀行のカードローン「Loan」を利用する際は、みんなの銀行の普通預金口座が必要です。

口座を持っていない方は、アプリストアから「みんなの銀行」アプリをダウンロードし、画面の案内に従って本人確認や必要情報の入力を行うだけで、郵送手続きなどの手間なくアプリ上で開設することができます。

なお、みんなの銀行はキャッシュカードは発行されず、すべてアプリで操作をして利用します。

約定返済額は原則として利息のみ

毎月の約定返済で必要な金額は、前月1日から前月末までの利息額です。

自分自身で返済日や定額返済額を設定しない場合やアプリ上で返済資金を口座へ入金しない場合、毎月月末に、利息分のみが普通預金口座から自動で引き落としされます。

自動引き落としとなる金額は、原則元金の返済とならず利息分のみとなり、元金を減らすには定額返済や都度返済を活用する必要があります。

残高不足を補う「Cover」との違い

みんなの銀行では、当座貸越枠を付与する「Cover(カバー)」というサービスがあり、普通預金の残高が足りないときに支払をすると、最大5万円まで「Cover」が自動で不足金額を立替えてくれます。

通常のカードローンである「Loan」があらかじめ希望額を借り入れておくサービスであるのに対し、「Cover」は残高が足りない時に不足分を自動で立て替えてくれる、後払いに近い感覚で使えるサービスです。

「Cover」の金利は0%ですが、月額600円のプレミアムサービスに加入する必要があります。プレミアムサービスは「Cover」の審査の結果にかかわらず、月額料金の継続的な支払いが必要になるので注意が必要です。

みんなの銀行カードローンの基本情報

つぎに、みんなの銀行のカードローン「Loan」の基本情報を確認していきましょう。

【みんなの銀行カードローン・基本情報】

項目 内容
商品名 Loan(ローン)
対象年齢 20歳以上69歳以下
保証会社 エム・ユー信用保証株式会社
(審査結果によっては保証会社なしでの契約となる場合あり)
担保・保証人 不要
利用目的 自由(事業資金を除く)
契約期間 1年間(審査のうえ自動更新)
返済日 毎月末日
返済方法 約定返済(口座自動引き落とし)、アプリでの定額返済・任意返済

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みんなの銀行カードローンの金利・利用限度額

みんなの銀行のカードローン「Loan」は、10万円以上1,000万円以下の範囲で10万円単位で申し込むことができ、金利は固定金利で年1.5%〜14.5%の範囲で審査により個別に決定されます。

具体的な金利や限度額の目安は、アプリ上で年収などを入力することで事前に確認が可能です。

みんなの銀行カードローンの借入方法と返済方法

続いて、みんなの銀行のカードローン「Loan」の借入方法と返済方法を解説します。

借り入れ|アプリでLoanから普通預金へ振り替える

「Loan」の借り入れはアプリ上で簡単に行うことができます。アプリのBanking画面で「ローン」タブを開き、借入希望額を入力するだけで、指定の金額が普通預金口座へ入金されます。普通預金口座に入金されたお金はセブン銀行ATMから出金できるほか、他行口座への振込みにも利用可能です。

利用限度額の範囲内であれば、好きなタイミングで繰り返し借り入れることができます。

ATMからローンを直接借り入れることはできる?

「Loan」はローンカードが発行されないため、利用枠を直接ATMなどから出金することはできません。一般的なカードローンとは違ってキャッシュカードやローンカードを利用しての借り入れではなくアプリから借り入れ操作が必要になります。

ATMから出金したいときは、まずアプリ上でローン口座から普通預金口座へ希望額を借り入れる必要があります。その後、アプリの入出金画面を開き、セブン銀行ATM画面に表示されるQRコードを読み取って出金します。

なお、セブン銀行ATMからの出金や他行宛の振込には所定の手数料が発生する場合があります。

みんなの銀行カードローンの返済方法

みんなの銀行カードローン「Loan」は、約定返済として前月1日から前月末日までの利息金額のみ普通預金口座から自動引き落としされますが、元金については利用者のライフスタイルに合わせ、返済日や返済額を自由に決めることができます。

それぞれの返済方法について確認していきましょう。

約定返済|毎月の返済額は前月分の利息

「Loan」の約定返済は、前月1日から前月末日までの利息金額を毎月末日までにアプリ操作で返済します。

なお、アプリ操作による返済が行われない場合、毎月末日に、返済用預金口座から利息分のみ自動引き落としされます。

毎月の約定返済は原則利息分のみとなるため、毎月の支払い負担を抑えることができる反面、元金は減っていかないため、後述する定額返済や任意返済を併用すると良いでしょう。

定額返済|毎月決まった金額を自動で返済できる

「Loan」は毎月の返済日・返済額(約定返済額以上の金額)を自由に設定して自動返済できる定額返済機能が付帯しています。定額返済は、1,000円以上・1,000円単位、かつ利用限度額の範囲内にて設定することができます。

一度設定した定額返済の返済日や金額は、アプリ上で削除して改めて新規で設定することで変更することも可能です。

当月の約定返済金額が返済されていない場合、優先的に約定返済金額(利息分)の返済に充てられ、約定返済金額を超える部分は元金の返済に充てられます。

なお、定額返済を設定した日の前日までの入金が必要になり、定額返済が実施されなかった場合の再引き落としはなく、返済をおこなうには都度返済をしなければならない点に注意が必要です。

元金を減らすには?定額返済・都度返済を活用

毎月の約定返済額は利息分のみの支払いになるため、元金を減らすには約定返済に加えて定額返済やアプリからの都度返済を活用する必要があります。

全額返済する際は、残りの借入元金と今日までに発生した経過利息も支払う必要があります。なお、全額返済もアプリ上で行うことができます。

元金を早く減らすことで利息負担を減らすことができる大きなメリットになる一方で、必要な生活費を削って返済に回すと、かえって急な出費に対応できなくなり借り入れを繰り返してしまうケースもあるため無理のない範囲での返済が重要です。

参考記事:節約効果抜群!ローン繰上げ返済のメリットを知っておこう

みんなの銀行カードローンの申し込みについて

みんなの銀行カードローン「Loan」はスマートフォンのアプリで申し込みすることができます。来店や郵送処理などの手間なく、スムーズに手続きを進めることができます。

みんなの銀行カードローンの申し込み条件

主な申し込み条件は、以下のとおりです。

  • 口座条件:みんなの銀行の普通預金口座を持っていること
  • 年齢条件:20歳以上69歳以下
  • 収入条件:安定継続した収入がある方
  • その他:アルバイト・パート・年金受給者の方も申し込み可能

みんなの銀行カードローン申し込み時の必要書類

みんなの銀行カードローン「Loan」は、申し込み時に本人確認資料の提出が必要です。必要書類はアプリからアップロードして提出します。

50万円を超える利用限度額を希望する場合には、本人確認資料のほか、収入確認資料の提出も必要になります。

必要な書類は以下のとおりです。

1.本人確認資料:運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど

2.収入確認資料

  • 給与所得者:源泉徴収票・給与明細 / 賞与明細・所得証明書・住民税決定通知書
  • 自営業の方:確定申告書 (第一表、第二表)・納税証明書(その2)

みんなの銀行の口座を持っていない方は、本ローンの申し込み前に口座開設手続きが必要になります。その際の本人確認書類として利用できるのは、マイナンバーカードまたは運転免許証に限定されます。

参考記事:カードローンの申し込みに必要な書類と注意点

みんなの銀行カードローン申し込みから契約までの流れ

みんなの銀行カードローン「Loan」はみんなの銀行アプリから申し込み手続きを行います。なお、みんなの銀行の口座を持っていない方は、事前に口座開設手続きが必要です。

申し込みから契約までの流れは以下のとおりです。

1.みんなの銀行アプリから申し込み

みんなの銀行アプリ上のローンタブから、新規申し込みページへ進みます。必要事項を入力し、本人確認資料をアップロードして提出します。

2.一次審査結果の連絡

申し込み内容に基づき、銀行および保証会社所定の審査が行われます。一次審査完了後、アプリやメールにて審査結果を確認します。なお、50万円を超える利用限度額を希望する方は、一次審査承認後、収入確認資料をアップロードして提出します。その後、最終審査申し込み手続きに進みます。

3.最終審査結果の連絡・契約

最終審査の承認後、審査結果を確認し、最終契約へと進みます。

4.借り入れ開始

契約手続完了後、アプリから借り入れを開始することができます。

借り入れ開始まではどのくらいかかる?

みんなの銀行カードローン「Loan」の一次審査は、申し込み後、最短当日に金利や利用限度額などの借り入れ条件が提示されます。その後、最終審査に進み、最短当日で結果が通知されます。申し込みの時間帯や混雑状況、個別の審査状況によって数日~1週間程かかる場合もあるため余裕を持って手続きを進めていきましょう。

また、みんなの銀行カードローン「Loan」は、契約後、ローンカードの到着を待つ必要がなく、みんなの銀行アプリから即時利用できます。

みんなの銀行カードローンの審査について

ここからは、みんなの銀行カードローンの審査で重視されるポイントや在籍確認について解説します。

みんなの銀行カードローンの審査では何を確認する?

みんなの銀行カードローン「Loan」は一次審査、最終審査と二段階の審査が行われます。

どちらも銀行および保証会社による審査が行われますが、審査基準については公表されません。審査内容、結果理由などについても非公開となっておりますが、一般的には、安定継続した収入があるか、勤務状況、他社からの借り入れ状況などを踏まえ、総合的に判断されます。

申込時の勤務先への在籍確認はない

みんなの銀行カードローンの公式FAQには、申し込み時に勤務先への在籍確認を行わないことが明示されています。ただし、勤務先に関する情報は、ローン審査時の与信判断や契約継続の判断、与信後の管理や督促業務において利用するため、申し込みの際は、正しい勤務先情報の入力が必要です。

また、在籍確認とは別に契約内容の確認のため、メールや電話にて連絡が入る場合があります。

参考記事:カードローンは在籍確認が必要。在籍確認の仕組みと対処法を知っておこう

みんなの銀行カードローンの増枠・解約・借り換えについて

つづいて、増額・解約・借り換えについて解説します。

利用限度額の増枠はできる?

みんなの銀行カードローン「Loan」はアプリからローン借入限度額の増額を申し込みすることが可能です。増額の申し込みの場合も、新規申し込みの際と同様に一次審査のあと最終審査へと進み、50万円を超える限度額を申し込みする場合は、収入確認資料の提出が必要です。

審査の結果、希望どおりの限度額設定とならないケースもありますが、増枠できなかった場合でも増枠申し込み前の利用限度額の範囲内で利用することができます。

完済後にカードローンを解約するには?

みんなの銀行カードローン「Loan」が不要になった場合、みんなの銀行アプリから解約手続きを行うことができます。

ただし、ローンの借り入れ残高や経過利息がある場合は、解約手続き前に全額返済する必要があります。借り入れを完済した場合でも自動解約とはならないため、利用予定がない場合は解約手続きを忘れず行いましょう。

参考記事:カードローンの返済で最後に残った端数はどうなる?取扱いや返済方法について解説

他社ローンの借り換えに利用できる?

みんなの銀行カードローン「Loan」は借り換え専用のローン商品ではありません。

しかしながら、事業性資金を除いて資金使途が自由なため、他社からの借り換えにも利用することができます。

複数ローンをひとつにまとめることで返済管理がしやすくなったり、借り換えによって金利を軽減できる場合もある一方で、審査によっては希望の限度額や金利設定にならないケースもあります。

借り換えを検討する際は、金利差だけでなく返済期間や利息総額も確認し慎重に判断することが重要です。

みんなの銀行カードローンを検討するときの判断基準

みんなの銀行カードローン「Loan」は、多様なニーズに応える利便性の高さが魅力ですが、最も重要なのは自分に合ったサービスかどうかを見極めることです。

ここでは、みんなの銀行カードローン「Loan」の利用を検討するための判断基準を紹介します。

借入方法が利用目的に合うか

みんなの銀行カードローン「Loan」は、ローンカードやキャッシュカードを利用して、近くのATMなどから直接借り入れる商品ではなく、アプリ上で借り入れを行ったあと、ローン口座から普通預金口座へ資金を移動してから利用します。

入出金の際利用できるATMはセブン銀行ATMに限定されており、スマートフォンを利用してATM操作を行う必要があるため、アプリ操作やスマートフォン操作に不安がある方にとっては、やや難易度が高く感じられる可能性があります。

また、みんなの銀行には、口座の残高不足を最大5万円まで自動で立て替えてくれる「Cover(カバー)」というサービスもあります。利用目的に合わせて、あわせて検討してみると良いでしょう。

アプリでの申込・借入・返済が自分に合うか

みんなの銀行カードローン「Loan」は、申し込みから契約、借り入れ、返済まで、すべてアプリで完結します。複雑なアプリ操作はなくスムーズに利用することができますが、アプリ操作に抵抗がある方や、窓口で相談しながら進めていきたい人には不向きかもしれません。

また、みんなの銀行カードローン「Loan」の利用には、みんなの銀行の普通預金口座が必要なため、申し込み前にアプリで口座開設手続きを行う必要があります。

毎月の利息返済に加えて元金を計画的に返せるか

みんなの銀行カードローン「Loan」で毎月末日に自動引き落としされる約定返済額は利息分のみとなり、原則元金が減っていかないため、定額返済や都度返済を活用していく必要があります。

Loanの契約後は、アプリ上で毎月の返済可能額を入力するだけで、返済期間や返済総額などが確認できる返済シミュレーションを行うことができます。返済シミュレーションも活用し、無理のない返済計画を立てましょう。

まとめ|返済方法を理解して計画的に利用しよう

みんなの銀行の「Loan(ローン)」は、アプリを使って24時間365日、スムーズに申し込めるスマートなカードローンサービスです。返済方法の自由度が高い一方で、しっかりと返済計画を立てないと「毎月利息ばかり払っていて元金が減らない」という状態に陥るリスクもあります。

仕組みを正しく理解し、自分自身に合った無理のない形で賢く活用しましょう。

※本記事は、2026年8月19日時点の情報をもとに執筆しています。

出典:みんなの銀行カードローン
https://www.minna-no-ginko.com/service/loan/

執筆者 田中 霞 (たなか・かすみ)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

訪問介護事業所にて、財務・経理業務に従事。訪問介護員として実際に現場へ出向き、ケアサービスを行っている際に、独居高齢者の増加、空き家問題、介護職員の人材不足等、介護現場におけるさまざまな社会問題に直面する。社会の仕組みやお金の流れを学ぶことで解決の糸口が見つかるのではないかと思いFP資格を取得し、一人ひとりの状況にあった相談業務を心掛けている。

監修者 堀田 絵里奈 (ほりた・えりな)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

2021年1月よりWebライターとして独立。大手生命保険会社の勤務経験や子育て経験などを生かしながら、おもにSEO記事の執筆活動を行う。金融ジャンルの記事執筆に携わるなかで出会ったFPに魅力を感じ、AFPまで取得。現在は独立系FPとして執筆業務をはじめ幅広く活動中。得意ジャンルは金融、保険、住宅、子育て。オンライン学習コミュニティにて、Webライティング講座のメンターも経験。プライベートでは4児の母。

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