第 38 回

リフォームローンとは?基礎知識やメリット・デメリットを解説!

保泉 美砂子

リフォームローンとは?基礎知識やメリット・デメリットを解説!

いま住んでいる家も、家族構成が変わったり、ライフスタイルが変わったりすると住みにくくなることがありますよね。使い勝手が悪かったところをリフォームしたいというとき、あれこれ考えるのは楽しくてワクワクします。

しかし、実際にリフォームするとなると必要なものはやっぱりお金。
「リフォームをしてみたいけどお金がない!!」というあなたの力になってくれる,
リフォームローンの基本について解説していきます。

リフォームローンはどんな時に利用できるの?

リフォームローンは、住宅ローンの一種ですが、住まいを増改築・改装する時にのみ利用できます。原則として担保を必要としません。ただし中古住宅購入などで大規模リフォームを行う場合は担保が必要な場合があります。

いくら借りられるの?

リフォームローンには無担保型と有担保型があり、それぞれ融資額が異なっています。また、それぞれ金利も異なります。

融資限度額は金融機関によって異なりますが、無担保型の場合は500万円以下としているところが多く、大手銀行では限度額を1000万円としている場合もあります。

有担保型では、リフォームを予定している住宅を担保に融資を受けるため、融資限度額は2000万円から3000万円など、無担保型より多く設定されています。
ただし、実際に融資を受けられる金額は利用者の収入などによっても異なりますので、注意が必要です。

どちらを利用すればいいの?

では、無担保型と有担保型、どちらを利用すればよいでしょうか。

キッチンやリビング、トイレやお風呂などの小規模リフォームや、
ガレージの建設、改修、外壁の修理、雨漏りの修繕などは費用もそれほど多くはないため、無担保型の利用でまかなえるでしょう。、太陽光発電パネルの設置などのエコ住宅化、バリアフリー化についても同様です。

一方、中古住宅購入時においての大規模リフォームの場合は、費用が大きくなるため有担保型ローンを利用するのがよいでしょう。有担保型の場合、多くの借入れが可能なだけでなく、返済期間も長期に利用することができます。

リフォームの内容によって、どちらを選ぶか検討しましょう。

無担保型、有担保型リフォームローンメリット・デメリット

では無担保型、有担保型リフォームローンのメリット・デメリットをそれぞれみていきましょう。

無担保型のメリット・デメリット

無担保型は、審査が比較的簡単です。担保設定の手続きが必要ないため、早ければその日のうちに審査が通る場合もあります。最近では、ネットですべて完結してしまう商品もあり、さらに便利になっています。面倒な手続きが不要というのは、融資を急いでいる場合には大きなメリットですね。

担保を設定していないため、万が一返済できなくなっても、住宅を差し押さえられる心配がないということもメリットといえるでしょう。

無担保型のデメリットは、金利が高く設定されていることです。金融機関や年収状況によって変わりますが、返済期間も住宅ローンと比べて短く設定されていて、最長で15年という商品が多くなっています。つまり、月々の返済額も高くなることになります。

有担保型のメリット・デメリット

有担保型のメリットは、金利が低く設定されていることです。住宅ローンと同等のしくみですので、返済期間も長く設定されています。 従って月々の返済額も低くなります。

デメリットは、担保の評価額で融資額が決まるため、評価額が低いと希望額を借りられない場合もあるということです。
また、担保の審査を行うため、手続きに時間がかかります。1週間程度かかる場合もありますので、すぐにリフォームを開始できないという可能性もあります。

金利以外にも抵当権の設定など、登記費用がかかったり手続きが複雑になったりする場合もあります。

自分たちに合った選択を

いかがでしたか?ちょっとしたリフォームには無担保型、大規模なリフォームには有担保型というように、未来のあなたの住まいをイメージしながら選んでみてください。

後悔しないリフォーム計画で大切なことは、リフォームの目的とイメージをはっきり持っておくことです。自分たちの計画にあったリフォームローンを選びましょう。
商品によってリフォームローンの特徴はさまざまです。返済シミュレーションなどを行って、いくつか比較検討してみると良いでしょう。

執筆日2023年4月6日
監修日2023年4月20日

執筆者 保泉 美砂子 (ほずみ・みさこ)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

長く教材制作会社にて、校正や原稿作成など、お金とはほとんど縁のない世界で仕事をしていたが、数年後にやってくる夫の定年退職を機に、一念発起。
二人の子供たちに背中を押され、FP資格取得に向けて勉強を開始し、無事合格を果たすことができた。
FPとしてのステップアップを目指そうと考えていたところに、FPSの求人と出会い、即応募。そして、現在に至る。

監修者 坪谷 亮 (つぼや・たすく)
ファイナンシャルプランナー
所属:FPサテライト株式会社

FP(金融)業界の現状を知り、お客様との利益相反を一度も起こしたくないという思いから、2022年にFPサテライト株式会社入社。
個人のお客様だけでなく、法人向けのコンサルティングにも対応するために、中小企業診断士の勉強を経て2021年度に一次試験合格を果たす。
個人、法人両方のコンサルティングを中立的な視点からサポートすることを心掛けている。

FPおすすめコラム記事

最新FPコラム

ちょっと待って!
あと 以内の申し込みで
今日借りられる可能性があります!
今から申し込み明日の午前中
に借りられる可能性があります!

最短短即日融資可能/WEB完結なら社会保険証でお勤め先確認完了!電話連絡なし
※審査に通過すれば、原則24時間最短3分でお振込み

閉じる
簡易検索