福島県福島市に本店を構える東邦銀行は、東北地方を中心に地域密着型の金融サービスを展開しています。同行が提供する「TOHOスマートネクスト」は、スマートフォンやパソコンから申し込み・契約まで完結できる、手軽で使いやすいカードローンです。
この記事では、東邦銀行カードローンの基本情報や金利、申し込み方法から審査・返済の流れまでを詳しく解説します。
自分に合ったカードローン選びのお役に立てば幸いです。
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」は、東邦銀行が提供する個人向けのカードローンです。
東北地方を中心に店舗を展開する東邦銀行が取り扱っており、スマートフォンやパソコンから申し込み・契約まで完結できる手軽さが特徴です。
日常の急な出費や一時的な資金不足など、さまざまなシーンで活用できる商品設計となっています。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 商品名 | 〈とうほう〉カードローン「TOHOスマートネクスト」 | 
| 対象年齢 | 満20歳以上69歳以下の方 | 
| 保証会社 | エム・ユー信用保証株式会社 | 
| 担保・保証人 | 不要(保証会社の保証を利用) | 
| 利用目的 | 自由(ただし事業性資金を除く) | 
| 契約期間 | 3年(自動更新・満70歳の誕生日以降は更新不可) | 
| 返済日 | 毎月10日(銀行休業日の場合は翌営業日) | 
| 返済方法 | 口座からの自動引き落とし(約定返済)、ATM・ダイレクトバンキング・店頭での任意返済 | 
| 遅延損害金 | 年20.0%(年365日の日割計算) | 
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東邦銀行カードローンの金利は、固定金利で年4.8%~年14.6%の範囲で設定されており、契約時に設定される利用限度額(極度額)によって変わります。
利用限度額は30万円~500万円の範囲で申し込みができ、金利は次のように段階的に設定されています。
| 利用限度額 | 金利(年利・固定) | 
|---|---|
| 30万円・50万円・70万円 | 14.6% | 
| 100万円・150万円・200万円 | 12.8% | 
| 250万円・300万円 | 9.8% | 
| 350万円・400万円 | 7.8% | 
| 450万円・500万円 | 4.8% | 
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銀行および保証会社の審査により、最大500万円までの範囲で利用限度額が決定されます。
東邦銀行カードローンは、東邦銀行ATMのほか、提携金融機関のATMや全国のコンビニATMが利用できます。
主に利用可能なATMは、以下のとおりです。
東邦銀行では提携している地方銀行も多く、利便性の高いネットワークが整っています。
ただし、利用するATMの種類や利用時間帯によっては、所定の利用手数料が発生する場合があります。
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」は、スマートフォンやパソコンから申し込み・契約まで完結できるカードローンです。
ここでは、申し込み条件や必要書類、手続きの流れを解説します。
東邦銀行カードローンに申し込む際は、以下の条件をすべて満たしている必要があります。
またカードローンの利用には、東邦銀行の普通預金口座の保有が条件であり、まだ持っていない方は、契約までの間に口座を開設する必要があります。(申し込み時点では口座開設は必須ではありません)
東邦銀行カードローンの申し込みには、以下の書類が必要です。
Web申し込みの方は、提出書類を撮影し、アップロードする形で提出します。
なお、東邦銀行カードローンの申し込みは店頭で行うことも可能です。その場合、契約時に返済用普通預金口座の届出印と通帳の持参も必要になります。
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」の主な申し込み手続きの流れは以下のとおりです。
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」の申し込み手続きの流れ
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          1.申し込み・審査 東邦銀行公式サイトの申込フォームから必要事項を入力し、審査を申し込みます。審査が完了すると、EメールまたはSMSで結果通知用のURLが届きます。  | 
| ↓ | 
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          2.必要書類の提出 メールで届いたURLからアクセスし、本人確認書類をアップロードします。契約金額が50万円を超える場合のみ、所得確認書類(源泉徴収票など)も必要です。  | 
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          3.契約内容確認・ダイレクトバンキング登録 契約内容確認のため銀行から本人または勤務先に電話連絡があります。確認後、ダイレクトバンキングを契約し、カードローン専用のWeb通帳を作成します。  | 
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          4.契約手続き完了 EメールまたはSMSで契約同意の完了、契約手続き完了の案内通知が届きます。  | 
| ↓ | 
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          5.カード受け取り・利用開始 ローンカード・通知書などが自宅に郵送され、カード受け取り後に利用開始できます。  | 
なお、カードローン口座開設後であれば、カード到着前に最大50万円まで指定口座への振込融資を受けることもできます。
原則、Web完結型の「TOHOスマートネクスト」ですが、希望の方は来店での申し込み・契約手続きも可能です。来店での手続きの流れについて、詳しくは銀行にお問い合わせください。
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」では、申し込み内容や収入状況などをもとに審査が行われます。
ここでは、審査から借り入れ開始までの目安や、重視されるポイント、在籍確認の対応方法について解説します。
東邦銀行カードローンは、Web上で申し込みから契約まで完結するため、書類の郵送や来店の手間がかかりません。
また、一般的には契約後にローンカードが到着してから利用開始となりますが、東邦銀行カードローンではカード到着前でも振込融資を受けることが可能です。
借り入れ開始までの日数は公式に明記されていないものの、Web完結型であるため比較的スムーズに手続きが進むでしょう。
なお、ローンカードは通常、簡易書留で1〜2週間前後で自宅に届くのが一般的です。
公式には詳細な審査基準は公表されていませんが、一般的な銀行カードローンの審査では、以下のような点が重視されます。
東邦銀行カードローンでは、保証会社(エム・ユー信用保証株式会社)の審査基準に適合することが条件です。
安定した収入があり、無理のない利用範囲であると判断されれば、審査はスムーズに進むでしょう。
銀行カードローンでは、審査の過程で勤務先への在籍確認(勤務実態の確認)が行われることがあります。東邦銀行カードローンにおいても、在籍確認が行われる可能性があります。
一般的には「〇〇さんはいらっしゃいますか?」といった問い合わせの形で行われ、カードローンの審査であることを第三者に伝えることはありません。
もし在籍確認の電話が難しい場合は、勤務先の在籍を証明できる書類(社員証や給与明細など)の提出で代替対応が可能なケースもあります。
不安がある方は、申し込み時に銀行へ相談しておくと安心です。
参考記事:カードローンは在籍確認が必要。在籍確認の仕組みと対処法を知っておこう
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」では、ATMや振込などを通じて借り入れ・返済が可能です。
ここでは、主な利用方法や返済額の目安、繰上げ返済のメリットについて解説します。
東邦銀行カードローンでは、以下の方法で借入が可能です。
さらに、契約後、ローンカードが到着する前に口座への振込による融資も可能で、利用限度額の範囲内で最大50万円まで借り入れることもできます。
東邦銀行アプリやダイレクトバンキングを利用すると、スマートフォンから返済用口座に振り込む形で借り入れができ、時間や場所を問わず手続きが可能です。
また、銀行所定の払戻請求書を提出して店頭で借り入れることもできます。
返済は、毎月10日(銀行休業日の場合は翌営業日)に、返済用口座からの自動引き落とし(約定返済)で行われます。
また、ATMやダイレクトバンキングまたは店頭にて、任意のタイミングで追加返済(繰上げ返済)も可能です。
毎月の約定返済額は、借入残高に応じて自動的に決まります。
残高別の返済額の目安は以下のとおりです。
| 借入残高 | 返済金額 | 
|---|---|
| 1万円未満 | 借入残高+経過利息 | 
| 1万円以上~50万円以下 | 10,000円 | 
| 50万円超~100万円以下 | 20,000円 | 
| 100万円超~200万円以下 | 30,000円 | 
| 200万円超~300万円以下 | 40,000円 | 
| 300万円超~400万円以下 | 50,000円 | 
| 400万円超~500万円以下 | 60,000円 | 
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東邦銀行カードローンでは、毎月の約定返済とは別に、ATMや店頭で繰上げ返済(追加返済)が可能です。
繰上げ返済を行うことで、元金の減少が早まり、支払う利息を軽減できるメリットがあります。ただし、繰上げ返済を行った月も、約定返済がある点に注意が必要です。
いち早く借入残高を減らすことは望ましい考え方ですが、生活資金に余裕がない状態で無理に繰上げ返済を行うのは避けたほうがよい場合もあります。
家計と返済のバランスをとりつつ、無理のない範囲で返済を進められると良いでしょう。
参考記事:節約効果抜群!ローン繰上げ返済のメリットを知っておこう
続いて、東邦銀行カードローンの増額・解約・借り換えについて見ていきましょう。
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」で利用限度額を増額したい場合は、再審査が必要になります。一般的に増額審査では、申し込み時と同様に以下のような点が確認されます。
審査結果によっては、希望額まで増額されないことや、場合によっては現行の利用枠が見直される可能性もあります。
また、増額申込後は保証会社による審査が行われるため、結果通知までに数日かかる点にも注意が必要です。
カードローンの利用予定がなくなったときは、解約手続きを検討しましょう。
原則として、借入残高を完済しただけでは解約とはならず、申し出がない限りカードローンの契約は継続します。銀行に解約したい旨を伝え、残債がある場合には銀行所定の方法で完済後、手続きを行うのが一般的な解約の流れです。
カードローン契約が残っていると、他のローン審査などで“利用可能枠”として見なされることがあり、保有しているだけで将来のローン審査やクレジットカードの契約などに影響する場合があります。
ただし解約すると、再度利用したい場合には改めて申し込みのうえ審査を受ける必要があるため、利用可否について慎重に判断し、不要であれば忘れないうちに解約すると良いでしょう。
参考記事:カードローンの返済で最後に残った端数はどうなる?取扱いや返済方法について解説
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」は、他社ローンの借り換えにも利用できます。借り換え専用商品ではありませんが、公式でも「複数の借り入れをひとつにまとめる目的での利用が可能」と明記されています。
ただし、借り換えの際も通常の新規申し込みと同様に、収入や信用状況などの審査があります。
借り換え後に本当に返済負担が軽くなるかどうかを判断するために、総返済額・金利差・返済期間などを事前にシミュレーションしておくことが大切です。
なお、東邦銀行ではカードローン以外にも借り換え専用ローン商品の取り扱いがあります。
目的に応じて複数の商品を比較し、自分に合った返済プランを選ぶと良いでしょう。
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」は、スマートフォンひとつで申し込みから契約まで完結できる手軽さが特徴です。一方で、利用には一定の条件もあります。
ここでは、東邦銀行カードローンの主なメリットとデメリットを見ていきましょう。
東邦銀行カードローンは、スマートフォンやパソコンから申し込み・契約まで完結でき、来店不要で手続きが進められます。書類の郵送も必要ないため、忙しい方でもスムーズに申し込みできる点が特徴です。
東邦銀行アプリやダイレクトバンキングを利用すれば、借り入れや返済、残高照会などの手続きをスマートフォン上で行うことができます。時間や場所を問わず操作できるほか、借入状況が確認しやすい点でも便利に使えるでしょう。
東邦銀行カードローンでは契約完了後、ローンカードの到着を待たずに最大50万円まで、利用限度額の範囲内で振込による借り入れが可能です。できるだけ早く資金を受け取りたい方にとって利便性の高い仕組みになっています。
東邦銀行カードローンの利用には、東邦銀行の普通預金口座とダイレクトバンキングサービスへの申し込みが必要です。口座を持っていない場合は、契約までに開設手続きが必要となります。
なお、Web契約が難しい場合は、店頭で契約することもできます。ただし、来店契約の場合でもダイレクトバンキングの申し込みは必須となるため、web操作に不慣れな方にとっては少しハードルが高い点があるかもしれません。
東邦銀行ATMのほか、提携金融機関のATMやコンビニATMの利用が可能ですが、ATMの種類によっては、利用日や利用時間帯に応じて110円~220円の手数料がかかる場合があります。
特に24時間利用可能なコンビニATMは、利便性が高い一方で、頻繁に利用すると手数料負担が積み重なり、結果的に利息以外のコストが増えてしまうこともあります。
家計管理の観点からも、手数料のかからない時間帯や方法を確認し、計画的に利用することが大切です。
東邦銀行カードローンでは、毎月10日にあらかじめ指定した返済用口座から自動引き落としで行われます。
返済日は変更できないため、給料日から日が空く場合などは、返済日に残高不足とならないよう口座管理に注意が必要です。
銀行カードローンは、必要なときに必要な分だけ借りられる便利なサービスです。
一方で、使い方を誤ると家計への負担につながることもあります。
ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)の立場から、カードローン利用時に押さえておきたい3つのポイントを解説します。
カードローンは、一度契約すれば限度額の範囲内で繰り返し借り入れができる仕組みです。
その手軽さから、少しだけのつもりで利用を続けているうちに借入残高が増えてしまうケースも少なくありません。
利用前には、「このお金は何のために使うのか」「いつまでに返すのか」を明確にしておくことが大切です。
借入額が増えると返済期間や利息の負担が長引くおそれもあります。無理のない返済計画を立ててから利用するようにしましょう。
返済の延滞が続くと、遅延損害金が発生するだけでなく、信用情報にも記録が残ります。
一度延滞情報が登録されると、今後のローンやクレジットカードの審査に影響するおそれもあります。
東邦銀行カードローンの約定返済は、口座からの自動引き落としです。残高不足による引き落とし不能を防ぐために、給与振込口座と同じ口座を利用するなど工夫しながら管理すると良いでしょう。
また、万が一資金不足によって返済が遅れそうな場合は放置せず、早めに銀行や保証会社へ相談することも大切です。
カードローンは、必要なときに資金を確保できる便利なサービスですが、返済が続くことで家計のバランスを崩してしまうこともあります。
こうした事態を避けるためには、利用前に返済シミュレーションを行い、無理のない返済計画を立てることが大切です。
また、生活費に余裕がある月は随時返済(繰上げ返済)を活用するのも良いでしょう。
元金を早めに減らすことで、利息負担を軽減できるほか、返済期間の短縮にもつながります。
家計全体の見直しも定期的に行い、返済負担率(毎月の返済額合計 ÷ 手取り収入)が高くなりすぎていないかも確認しておくと安心です。
東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」は、Web完結で申し込みから契約まで行うことができ、アプリやダイレクトバンキングを通じてスマートフォンから利用可能な商品です。
一方で、カードローンは「借りやすさ」と同時に、計画的な利用が求められるサービスでもあります。利用前に返済計画を立て、借入額や返済期間が家計を圧迫しないよう意識することが大切です。
カードローンは「いざという時のサポート」として上手に活用すれば、家計を支える有効な手段となるでしょう。
無理のない範囲で、計画的な利用を心がけましょう。
※本記事は、2025年10月27日時点の情報をもとに執筆しています。
出典:東邦銀行カードローン「TOHOスマートネクスト」
https://www.tohobank.co.jp/kojin/loan/card/

2021年1月よりWebライターとして独立。大手生命保険会社の勤務経験や子育て経験などを生かしながら、おもにSEO記事の執筆活動を行う。金融ジャンルの記事執筆に携わるなかで出会ったFPに魅力を感じ、AFPまで取得。現在は独立系FPとして執筆業務をはじめ幅広く活動中。得意ジャンルは金融、保険、住宅、子育て。オンライン学習コミュニティにて、Webライティング講座のメンターも経験。プライベートでは4児の母。

金融商品を販売しない中立的なFPの無限の可能性に魅力を感じ、22歳までにCFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。
また、FPの活躍の幅を広げるためには「個人がお客様」という考えを変える必要があると感じ、法人との事業提携や財務コンサルティング等でFPが活躍できると信じ、中小企業診断士の勉強を経て21歳の時に一次試験合格を果たす。
FPの可能性を金融業界で留めないために、「一人でも多くの人の人生をより豊かに」というビジョンを掲げ、FPという職業の既成概念を変えるために思いを伝え続ける。
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